不得意なの、その2。
まぁ、最近の言葉でゆうとセレブってとこ??
実家は大手外食チェーンを家業としてますの。
今日聞いたんだけど、どっかの居酒屋の娘??
あ、零細居酒屋らしいんだけどね、
彼女、土曜の夜中に、赤いお芋のお酒??
それを駅前のコンビニで4本見つけて??
重い重いーとかひーこら言いながら持って帰ったとか??
バカねー、コンビニなんかで買わなくても
うちだったらいくらかかっても取り寄せで仕入れできますのに。
今度力になってあげてもいいわと言ってあげようと思ってますのよ。
ワタクシ、セレブの趣味として吹奏楽、
ホルンとゆう楽器をたしなんでたりするんですの。
あ、もう一つの趣味として
歌なんか歌ってたりするんですけどね、
ワタクシのマイクはダイヤが散りばめられていましてよ。
ドバイのお友達から贈られたものですの。
で、吹奏楽のお話なんですけど、
昨日、初めて行くところで練習がありましたの。
いつもならリムジンで乗り付けるんですけど、
今日に限って運転手が風邪を引いてしまって、
仕方なく自力で電車なんか乗って行ってみようと思いましたの。
セレブらしい紫のケースに入った金色の楽器は重いですけど、
たまにはそうゆうストレスも感じてみたいと思ったんですのよ。
8時50分の特急に乗ろうとホームに降り立ちましたわ。
下々の者たちを眺めておりましたわ。
そこでワタクシふと気づきましたの。
「あらっ、ここは梅田行きのホームですわっ!!」。
ワタクシ、河原町方面に向かわなければいけなかったの。
すぐエレベーターに乗って反対側ホームへ参りましたわ。
これだから箱入り娘は困るのよ・・。
計算通りの時刻に最寄駅に到着しましたわ。
携帯の画面メモの地図を見ながら歩き出そうとしましたわ。
でも一応駅員さんに聞いてみましたの。
「二つ目の信号を左に曲がって五条通に出て・・」。
ゆわれる通り二つ目の信号で曲がりましたわ。
「あら??五条通ってこんなに狭い道なのかしら??」。
駅員さんを信じてずんずん歩いてみましたけれど、
駅からすぐとゆう某女子大らしき建物は全く見当たりませんの。
歩いてきたオジサマに聞いてみましたわ。
「あの信号を曲がって五条通に出て西の方ですよ」。
ココは五条通ぢゃなかったのね・・。
ずんずん歩いて五条通だろう大きな道路に出ましたわ。
でもワタクシ、右も左も、方角も分からない世間知らずですもの、
どっちへ歩いて行けばいいのか皆目見当がつきませんの。
ワタクシ、
泣きそうになりながら若い娘さんにもう一度聞いてみましたわ。
「この道真っ直ぐ行って・・あの建物ですよ」。
遙か彼方でしたけど、
その建物に書かれた某女子大の名前を見つけて
ワタクシ、本当に泣きそうでしたわ。
肩には楽器の重さがずっしりと。
ワタクシ思いましたわ。
帰ったらお父様に
こうゆう時のための替えの運転手を準備してってお願いしようと。
建物が目の前に見えましたわ。
でも道路挟んで二つあるのよ。
どっちに入れば良いのかしら??
スーツを着てうろうろしているお兄さんに聞きましたわ。
「高校の方だと思います」
「えっ、ワタクシ大学吹奏楽部の虎のはずなのですけど・・」
一旦門外に出てみましたけど
また戻って守衛さんに聞いてみましたら
そこでやっと正しい道を教えてくれたの。
やっぱり大学内で正解でしたわよ。
ゆわれた通り歩いて行きましたわ。
それでもどの建物に入ればいいのか分からないの。
同じく虎として出る楽団員にヘルプのメールを送りましたの。
すぐ迎えに降りてきてくれましたわ。
某女子大練習場所到着、9時40分。
駅には9時に着きましたの。
帰り、お昼を買いに行くとゆう楽団員が
駅までの道案内を買って出てくれましたわ。
10分くらいで着きましたの。
ワタクシの・・
このセレブなワタクシの貴重な30分を返して!!
嗚呼、かわいそうなワタクシ・・。
お父様に何か買って頂かなくちゃこの鬱憤は収まらないわっ!!
※説明しよう。
おそらくあの駅員さんは
「二つ目の信号を左に曲がって
そのまままっすぐ行ったら五条通にぶち当たるから・・」
と言いたかったのであろう。
アタイはまっすぐ行くことに不安を感じ、変なところで曲がってしまった。
そこが諸悪の根源であったようだ。
で、某女子大の練習。
モーニング海男はワタクシのようなかよわいホルン吹きには
大層疲労を感じさせるものでしたけれど、
少人数の部員たち、
少人数だからこそ、一人一人がとってもお上手でらしたの。
誰かに隠れるとゆうことができませんもの、たくさん練習なさったのね。
たどり着くまでとっても大変でしたけれど、
とっても有意義な時間を過ごすことができましたわ。
ワタクシ、昨日はもう一つ予定がございましたの。
まったくあの運転手、こんな日に風邪を引くなんて許せないわっ。
でも次に行くところは何度か行っているところ、
駅からはタクシーで行きましょうと
同じく吹奏楽を楽しんでいるセレブなお友達と申し合わせておりましたし、
ランチにも誘って頂いておりましたし、
朝のストレスなど忘れて最寄り駅へ向かいましたの。
ランチでの話題・・。
まぁ、下々の方には分からないことでしょうし割愛しますわね。
そこでの練習もとっても楽しい時間でしたわ。
それもワタクシのお友達・・、
あまりこんな俗世間の言葉は使いたくないのですけど、
笑いの神様が降りていらっしゃったって感じなのかしら??
どんなだったかとゆうならココをお読みになればいいわ。
勝手にリンクを貼ってしまったけれど、
彼女はきっと100万ドルの笑顔で許してくれると思うわ。
ほんまおいしいとこ全部かっさらってからにっ!!
あらっ、やだわワタクシったら、失礼♪
でももうこんなところで
ワタクシの素性を明かすのはやめますわ。
誘拐されるか、
夜道で刺されるような気がとってもするの。
まぁ、このワタクシが夜道もしくは繁華街を一人で歩くなんてこと
ありえませんけども??
じーや、疲れたわ、ビールを持ってきて。
え??
その他リキュール類しかない??
なんですってっ!!
プレミアムビールを用意しておきなさいよっ、
クビよクビっ!!